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日本よりも日本車を愛している?日本の中古車がアメリカで大人気な理由とは | MOBY [モビー]

筆者には昔の商売で馴染みにしているロシア人がいるのですが、最初はモスクワの近くでゼロヨンに興じていたはずが、気がついたら渡米して今やいっぱしのJDMディーラー。

せっかくなので近頃のJDM人気について聞いてみると、そういえば日本であまり見なくなった気がする、意外なジャンルの中古車がアメリカを中心として人気になっていることがわかりました。

「25年ルール」で日本から次々に消える90年代スポーツだけじゃない、意外な人気車と、その理由にせまります。

90年代スポーツカーだけじゃない!奥深い北米JDMブーム

©labitase/stock.adobe.com

自動車にちょっと詳しい人なら、名機RB26DETTを搭載する第2世代の日産 スカイラインGT-Rが古い順から中古車市場で次々に消えていき、他の1990年代スポーツもあとへ続くとともに、残った個体もプレミア価格に跳ね上がっていることを、知っていると思います。

アメリカでは「初年度登録から25年経った車ならクラシックカー扱いとして、右ハンドル車を含め新車登録できなかった車の輸入も公道走行も認め、関税も排ガス規制も対象外!」という、往年の名車ホイホイな「25年ルール」が存在するからです。

その影響が顕著になったのは2014年。1989年に発売されたものの、アメリカで販売されていなかったため登録できず、輸入しても公道走行はできなかったBNR32型のスカイラインGT-Rの初期型が、初年度登録から25年たった頃。

2001年から公開されている映画「ワイルドスピード」(邦題)シリーズや、世界的ヒットとなったゲーム「グランツーリスモ」シリーズに登場する高性能な日本車を見て「なんだこりゃ?!」と驚き憧れたユーザーが日本車の購入に走ったのです。

特にターゲットとなったのはGT-R以外も含むR32型スカイライン。右から左に、仕入れたそばから飛ぶように売れると言われてバイヤーが右往左往し、勢いに乗って他の同年代の車も目をつけられ、北米仕様があっても右ハンドルなら大人気!という事態に。

もちろん、25年経過した順から「アメリカで解禁」になっていくため、日本の中古車市場からは良質な中古車が次々に消えていきます。さらに、新型コロナウイルス禍で新たな投資対象にでもなったか、残った数少ない「程度が良好な車」にはとんでもないプレミア価格がつきました。

メディアでは「日本車黄金期に作られた1990年代スポーツの中古車相場が高騰!」と報じられましたが、JDM(日本国内市場向けの車。国内専用車や右ハンドル車)ブームはより奥深く、意外な車も人気になったようです。

日本大好きJDMディーラーに聞いてみた!

(参考画像)
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筆者の知人が運営しているJDMディーラーでは、以前からいかにも北米で人気がありそうな車のほかに、「こんな車もアメリカで売れるの?!」という意外な車も売っています。

中には、マニアが見たら白目をむいて「あ、アメリカに取られたぁ~!」と叫び、口から泡を吐きながら倒れそうな車もあります。

筆者が大好きなダイハツ車、それも550cc時代末期のミラターボ4WDや、一家揃っての収集家が存在するマイナーSUV、ダイハツ ラガーまで売っており、「うむむ、こんな希少車が国外流出するとはケシカラン」と思いつつ、話を聞いてみる事に。

日本でも人気の定番車ばかりじゃないみたいですが、なんでこんなにいろんな種類の、それもマニア以外には不人気な日本車まで売っているのか質問してみました。

「日本の車は最高だからですよ!25年以上前の古い右ハンドル日本車をたくさん売ってますが、私にとってそれらは全てスーパーな存在です!

内装やオプションの種類が豊富、非常にシンプルで信頼性が高く、何より走行距離が少ない。

アメリカ製の日本車もいいんですが、日本で使われていた車と違って走行距離が多すぎるため、多少はメンテナンスが必要だとしても日本から輸入した方が程度は極上なんです。

何より、1988年から1996年までの日本車は激しい競争の中で作られていましたから、品質がいい!(※1996年までなのは、25年ルールでそれより新しい車をまだ売れないため)」

かつてロシアに住んでいた彼は、とにかく日本車大好き人間。シベリア経由で仕入れた日本車のチューニングに凝っており、「ダイハツ ストーリアX4のフルチューンで、ホンダ インテグラタイプR(DC2型)になんとしても勝つ!」と燃えていた頃からの付き合いです。

日本人以上に日本車が好きなのでは…と思うほどですから、あるいは彼のような人に任せた方が、日本車も幸せなのかもしれません。

どこから探してきたの?!というレア車や不人気車も

4ATとはいえ、三菱 シャリオ リゾートランナーGT(通称”シャリオエボ”)があったのはビックリ

なぜか日本国内ならマニア垂涎のレア車…ただし興味がない人にとってはただのマイナー車も多く、売約済みも含めた販売車一覧を見ていると面白いです。

例えば、初代セルシオより早く4リッターV8エンジンを積んだトヨタ クラウン 4000ロイヤルサルーンGや、テンロクスポーツセダンの名車AE101型トヨタ カローラGT、名機4G63を積んだ4WDターボミニバン、シャリオエボことシャリオリゾートランナーGTなど。どこから探してきたのでしょうか?

(なお、「このシャリオGTは4速ATなのが惜しいね」と言ったら、「そうなんだよ!5速MTだったらもっと良かったのに!」と、完全に日本車オタクな地団駄を踏んでいました)

ほかに興味深かったのは、SUVやピックアップトラック、ハイエースのみならず、クラウンやスプリンターなど4ドアセダンでもディーゼル車が多かったこと。25年ルールで排ガス規制対象外となった日本製ディーゼル車の需要は結構あるそうです。

日本では2000年代の規制で首都圏から締め出されたのを皮切りに、排ガス対策した最新のクリーンディーゼルしか走れない地域が増え、1990年代の中古ディーゼル車など不人気もいいところ。

日本の中古車サイトでこの時代の車を検索しても、国産ディーゼルセダンはほとんどタマ数がなく、アメリカにも相当な数が渡ったのかもしれません。

アメリカ西海岸では4WDのディーゼル車が人気という傾向はあるものの、状態さえよければどんな車でも売れる!と、彼は豪語しました。

なお、彼の最大の悩みは「アメリカで大好きな日本車が25年オチになるのを待ちきれない」事らしく、「カナダなら15年前の日本車から仕入れて売れるんだよ!でもカナダの市場は小さすぎて商売にならないから、まだ夢の段階なんだ。」と、残念そうでした。

もちろん日本車の高品質、低走行(メーターの数字を信じたとして)、程度良好といった要因はあるものの、彼のようなファンが日本車への熱い愛を語る事こそ、意外な不人気車もアメリカで人気車へ生まれ変わった、最大の原動力かもしれません。

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