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中国製ゲーム、日本など国外市場を標的に 背景にあるのは中国国内市場での“暗雲”(1/4) | JBpress (ジェイビープレス)

背景にあるのは中国国内市場での“暗雲”

高速鉄道の待合室でモバイルゲームに熱中する少年(2019年に筆者撮影)

(加藤勇樹:香港企業Find Asia 企業コンサルタント)

 主にスマートホンアプリとして提供されるモバイルゲームは、日本だけでなく、中国でも大人気です。ただ、児童に対する悪影響などの懸念から、行政からの規制が厳しくなる動きがこのところ続いています。そこで中国のモバイルゲーム業界が大きく期待をかけているのが、日本も含めた国外向けの市場です。


 国内市場から国外市場へと活路を求めて動き出している、中国のモバイルゲーム業界の現状をお伝えします。

厳しさを増す行政からの介入

 2021年8月3日、中国の新華社通信グループである「経済参考報」は、「“精神鸦片”经长成数千亿产业」(数千億元産業まで成長した電子ドラッグ)というタイトルの記事を掲載しました(http://www.jjckb.cn/2021-08/03/c_1310105032.htm)。モバイルゲームが未成年、特に児童へ与える悪影響について強く非難しており、近視児童の増加といった身体的な影響や、ゲームへ熱中することによる人格形成への影響に言及したものです。とくに「王者荣耀」(HONOR of the KINGS)という著名なゲームの名前も挙がっています。この記事は他のメディアにも取り上げられ、大きな話題になりました。

モバイルゲームが子どもに与える悪影響を非難する記事。公開後に、「アヘン」「毒物」といった強烈な表現を使った本文を変更し、タイトルも「经参调查·锐度|网络游戏长成数千亿产业」という穏当なものに書き換わった(http://www.jjckb.cn/2021-08/03/c_1310105032.htm)

 政府からの新政策や具体的な指針が発表されたわけではありませんが、記事発表直後から腾讯(テンセント)や网易(Net Ease Games)などのゲーム産業関連株価が軒並み10%前後値下がりしました。


 ただ、中国でのモバイルゲームに対する規制はこれまでも行われています。モバイルゲーム産業への行政介入は2017年ごろから始まり、2018年には各企業へのゲームライセンスの審査中断が行われました。2019年からは利用者の実名認証が必要になり、未成年は夜10時から朝8時は原則利用できなくなるなど、さまざまな行政介入が実施されています。

記事をきっかけに自主規制をさらに強化

 世界各国のゲーム産業を分析したNewzooデータベースの「Global games Market report 2020」(https://newzoo.com/insights/trend-reports/global-games-market-report-2020-chinese/)によると、2020年の世界全体のモバイルゲーム市場は据え置き型のゲーム機とほぼ同額の800憶ドル、しかも前年比約25%増の成長率を示しています。


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