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「Xbox Cloud Gaming」スタート、日本のゲーム環境にどんな変化が? Microsoftのキーパーソンに聞く | マイナビニュース

日本マイクロソフトは2021年10月1日から、クラウドゲーミングサービス「Xbox Cloud Gaming」を日本でスタートした。Xbox Game Pass Ultimateのメンバーシップ特典として提供されるものだ。日本のゲーマーは100以上のXbox Game Passタイトルを、Windows搭載PCやAndroid端末、iPhoneやiPadで楽しめるようになった。今回、アジア地域におけるXbox事業を統括するMicrosoft Head of Xbox Asiaのジェレミー・ヒントン氏に、日本におけるXbox Cloud Gamingの取り組みについて聞いた。

【動画】マイクロソフトのプロモーション動画
(音声が流れます。ご注意ください)

―― いよいよ日本でXbox Cloud Gamingがスタートしました。サービスの特徴を教えてください。

ヒントン氏:Xbox Cloud Gamingは、世界中で30億人以上のゲーマーたちに、未来のゲーム体験を提供する新たな一歩です。クラウドを経由して、好きなPC、タブレット、スマートフォンを使って、好きなXbox Game Passタイトルを楽しむ機会を日本のゲーマーの皆さまに提供できることをうれしく思っています。

日本のゲームスタジオからも、Xbox Game Passに多彩なタイトルを提供してもらっています。『SCARLET NEXUS』や『龍が如く』、『OCTOPATH TRAVELER』、『ドラゴンクエスト』なども提供されます。加えて、『Marvel Guardians of the Galaxy』や『Halo Infinite』、『Forza Horizon 5』、『Back 4 Blood』、『Microsoft Flight Simulator』といった世界中で人気のタイトルもプレイできるようになり、今後も日本語対応したゲームを拡充していきます。日本語によるボイスサポートも行っていきます。

―― Xbox Cloud Gamingによって、どんな変化が起きますか?

ヒントン氏:これまでの状況は、コンソールメーカーやゲームソフト会社などがコントロールしていたといえるでしょう。ゲームをプレイするために新しいハードウェアを購入したり、さまざまデバイスでゲームを楽しみたい場合には、デバイスごとにソフトウェアを購入したりする必要がありました。

しかしXbox Cloud Gamingでは、その立場が変わってプレーヤー側がコントロールできるようになります。どこで、どんなデバイスを使って、誰とゲームをするかといったことを、プレーヤーが中心になって決めたり、判断したり、プレイしたりできるのです。好きなゲームをプレイするのに、新たなハードウェアを購入する必要はありませんし、ソフトウェアを何度も購入する必要もありません。

たとえば、Xbox向けに開発されたゲームを移動中にスマホでプレイしたり、家の中ではPCを使って自分の好きな場所からプレイしたり。ワーケーション中でも、PCさえあれば、いつでも好きなゲームがプレイできますよ。

日本のゲーマーは他国に比べて、複数のデバイスでプレイすることが多いという調査結果があります。その点からも、日本のゲーマーにとってXbox Cloud Gamingは最適なサービスであり、ゲームをもっと楽しんでいただける環境が整います。Xbox Cloud Gamingは、日本のゲーマーのライフスタイルを変えるサービスになると思っています。

―― 米国など先行してサービスが開始された地域と比較して、日本でサービス開始が遅れた理由はなんでしょうか。

ヒントン氏:日本のゲーマーにすばらしいエクスペリエンスを提供できるように、しっかりと確認し、準備を進めてきました。日本市場に向けてきちっとローカライズしたコンテンツを取りそろえて、日本のファンの皆さまに楽しんでいただくことも重視しました。新たなデバイスを含めて、日本で利用されている多くのデバイスで利用できることも検証しています。

―― 準備は万端ですか?

ヒントン氏:Xbox Cloud Gamingは、クラウドゲーミングという新たな領域のサービスであり、これからもどんどん改良を加えていくことになります。ファンの皆さまからのフィードバックをもとに、柔軟に進化させていく予定です。これによって、さらにすばらしいサービスへと進化します。

―― 日本では、ゲーミングPCの普及率が低いといわれています。Xbox Cloud Gamingによって、日本のゲーミングPC市場に変化は起きるでしょうか。

ヒントン氏:PCゲーマーは、2つのタイプに分けられると考えています。ひとつは、ハイエンドデバイスを所有し、最高のエクスペリエンスに向けて投資をする人たちです。いまは、こうしたPCゲーマーが多いといえます。これらのユーザーにとって、Xbox Cloud Gamingは100以上のタイトルがすぐにプレイできますし、Xbox向けに開発されたタイトルも発売初日から楽しめます。提供側にとっては、より多くのタイトルにアクセスしてもらえるということでもあります。

もうひとつは、仕事や学習に利用する一般的なPCで、ゲームも楽しみたいというユーザーです。Xbox Cloud Gamingで提供されるタイトルは多彩なデバイスで利用できますし、PCのスペックに依存しません。

たとえば、子どもたちが学校で使っているようなPCはロースペックのものが多く、これまではソリティアやマインスイーパーぐらいしかプレイできないと思われていました。Xbox Cloud Gamingなら、こうしたPCでも、Xboxのようなコンソール機でしか楽しめなかったタイトルをプレイできるようになります。先にサービスを開始した国々では、古いPCを使ってXbox Cloud Gamingを楽しんでいるという声も出ています。PCでゲームをプレイするユーザーが増えることになるでしょう。

―― 日本では10月1日にXbox Cloud Gamingのサービスが開始されましたが、そこから4日後にはWindows 11が正式にリリースされましたね。

ヒントン氏:Windows 11は、マイクロソフト史上最高ともいえる、ゲーミングPCのためのOSという一面を持って開発されたものです。Xbox Game Passも、Windows 11に統合されたエクスペリエンスとして体験できます。Windows 11を使用するすべてのコンシューマーユーザーは、初月はXbox Game Pass Ultimateを無料で体験できますし、PCでゲームをプレイするユーザーが増えるきっかけになるでしょう。

―― 一方で、日本のゲームスタジオにとってXbox Cloud Gamingのメリットはどこにありますか。

ヒントン氏:Xbox Cloud Gamingでは100タイトル以上のゲームが提供され、Xbox Game Passを通じてゲームを見つけやすくなるというメリットが生まれます。これは、ゲーマーがこれまでプレイしなかった新たなジャンルのゲームに出会ったり、これまで体験したことがないような新たなゲームを見つけやすくなったり――ということにつながります。

言い換えれば、ゲームスタジオにとっては、これまで接点がなかった新たなプレーヤーに、自社のゲームをプレイしてもらえるきっかけが生まれます。また、会社や学校に行くためにゲームを中断しなければならなかったゲーマーが、移動中の電車や仕事の休憩時間にプレイできるようになりますから、プレイ時間が延びることでゲーマーとのエンゲージメントを強くすることができるでしょう。ゲーマーだけでなく、ゲームスタジオにとっても、大きなメリットがあるサービスです。

―― 日本のゲーマーに、Xbox Cloud Gamingのおすすめの使い方や、おすすめのゲームを紹介してください。

ヒントン氏:私はさまざまなデバイスでプレイしているのですが、スマホでプレイするときは、スマホ本体を挟み込んで使えるコントローラーを使用しています。こうしたアクセサリーを使うことで、プレイがより楽しくなります。また、タッチコントロールが有効になっているタイトルも多く、新たなプレイ体験ができますし、使い慣れているXboxコントローラーを使ったプレイも可能です。

新たに提供される『SCARLET NEXUS』や『OCTOPATH TRAVELER』、『Marvel Guardians of the Galaxy』などがおすすめタイトルですね。個人的にはカーレースのファンで、『Forza Horizon 4』はずいぶんやり込みましたよ。ですから『Forza Horizon 5』はとても楽しみです。日本でも多くのゲーマーの皆さまに、ぜひXbox Cloud Gamingを楽しんでほしいですね。

―― 本日はありがとうございました。

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